Jobanshi Sound Communication Point
Jobanshi Sound Communication Point 2

Sound Communication Point


Title : Sound Communication Point
Track : Jobanshi
Cat No : SVTP-008
Release Date : June 18th 2021
Format : Telephone Card / Digital streaming for archive
Mastered : Chihei Hatakeyama
Art Direction & Design : Masataka Takahashi
Video : Motokazu Horikiri

Track list

01. Sound Communication Point #1
02. Sound Communication Point #2
03. Sound Communication Point #3
04. Sound Communication Point #4

Salvaged Tapes2020-2021のテーマである「荒野にて(In the Wilderness)」は詩人・黒田三郎氏の作品「夜の窓」から着想を得て制作されました。
寄る辺ない都市を漂う浮遊感と社会インフラとして確立されてきた公衆電話を、ゲーム内におけるセーブポイントのようなモチーフとして捉えることで、音源を入手する体験までをパッケージ化する試みを実現しています。
本作品ではパッケージとして発売されているテレホンカード(50度数)を実際に使用し、同梱されている特定の電話番号へSMSを送信することで、ダウンロード可能なリンクがユーザーに返信される仕組みを用いました。
テレホンカードはユーザーの責任において譲渡することができ、音楽体験の共有をとおしてコミュニケーションを促す設計を取り入れています。
ダウンロード可能な楽曲は時期によって変動し、合計4曲を入手することができます。

4曲のトラック制作はアンビエント音楽家/サウンド・コラージュ作家として活躍し、バイノーラル・マイクやアンビソニック・マイクなどの機器を用いて収録した自然音にデジタル処理を施した立体的かつイマーシブな音響表現に定評があり、これまでに世界10ヶ国以上の国々やレーベルから音楽作品を発表、近年では2019年に東京都指定有形文化財「ホテル雅叙園東京・百段階段」の館内音楽、2020年からドメスティック・ファッション・ブランド「DRESSEDUNDRESSED 」のコレクション・テーマなどを手がけるJobanshi氏を、パッケージとアートワークには、電子音楽家・NASAA(ナサア)としてメディアアート / サウンドアートの領域でも活動する傍ら、プロダクトデザイナー / デザインストラテジストとして「BONX mini」にて2020年度グッドデザイン賞、「NUARL N6 / N6 pro」にてVGP 2020 AWARD等の多数の受賞歴を持つ髙橋 将貴(Masataka Takahashi)氏を、ティザームービーのディレクターにはラブリーサマーちゃん、入江陽、田島ハルコ、秋元修らを手掛ける堀切基和氏をそれぞれ迎えました。

ストリーミングで多様な音源を視聴できる現代において、音源の試聴体験を問うとともに音楽の記録、伝達方法の違いから来る思想のありかを模索する作品となっています。

おくれ毛をかき上げながら
しめ忘れたひとつの窓をしめる
頭蓋骨に空いたひとつの窓

おい君、聞こえるかい?

-楽曲の入手方法に関して-
購入時に付属しているテレホンカード を使用して、実際に公衆電話からメッセージを送信してください。
折り返し、ダウンロードリンクのついたリンクが送信されます。
詳しくは同梱の説明書をご覧ください。


Jobanshi profile

Jobanshi

Official: https://www.jobanshi.com/

アンビエント音楽家/サウンド・コラージュ作家。
2014年に東京拠点の音楽レーベル「stuk Label」からフルアルバムをリリースし活動をスタート。
バイノーラル・マイクやアンビソニック・マイクなどの機器を用いて収録した自然音にデジタル処理を施した立体的かつイマーシブな音響表現に定評があり、これまでに世界10ヶ国以上の国々やレーベルから音楽作品を発表している。
また自身の創作と並行して数多くの映像作品、企業コマーシャル、インターネット・プログラムの楽曲や効果音のクリエーションにも携わり、2019年には東京都指定有形文化財「ホテル雅叙園東京・百段階段」の館内音楽を担当、2020年からドメスティック・ファッション・ブランド「DRESSEDUNDRESSED 」のコレクション・テーマを手掛けている。
近年ではマルチチャンネル・オーディオを取り入れた独自の空間表現手法を活かし、公共スペースにおいてその環境でしか味わえないサウンドスケープを体感できるインスタレーション・イベントを主催する他、トラックメーカーのTakuma Ebisawa、Øguuらと共にローファイで実験的な音像を追求したカセットテープ・レーベル「Beatless Tapes」の運営、キュレーションを務めるなど音楽活動の幅を広げている。

髙橋 将貴 profile

髙橋 将貴

プロダクトデザイナー / デザインストラテジストとして、製品開発におけるクリエイティブ及びテクニカルディレクション等、多角的に様々なプロジェクトに取り組む。
これまで BtoB及び BtoC製品において幅広いジャンル(IoT製品、音響機器、店舗設計・什器、キッチン雑貨等)のデザインキャリアを持つ。「BONX mini」にて2020年度グッドデザイン賞、「NUARL N6 / N6 pro」にてVGP 2020 AWARD等、賞歴多数。また、 電子音楽家・NASAA(ナサア)としてメディアアート / サウンドアートの領域でも活動し、米ロサンゼルスを拠点とするdublabのジャパンブランチ・dublab.jpでの楽曲配信や、日本初のライブストリーミングスタジオ・DOMMUNEのライブ出演の他、実験的な取り組みや尖端的なスタイルを追求するアーティストのプラットフォームであるnonlinear-nauts(ノンリニアノーツ)の主宰として国内外のサウンドアーティストを招致するイベントの企画運営等を行っている。

Horikiri Motokazu profile

Horikiri Motokazu

Official: https://scrapbox.io/horikirix/

堀切基和
映像作家。MV(ラブリーサマーちゃん、入江陽、田島ハルコ、秋元修)や、お笑い単独OP(さらば青春の光、ゾフィー、吉住、ザ・マミィ)などを手がける。